NECビジネスホンのディスプレイ故障について―意外な原因と対策方法【DT-300】
毎年とある季節を迎えると、当ブログを運営する中古ビジネスホン専門店『テルワールド』には、「AspireXの電話機のディスプレイが映らない!」というお問い合わせが増加します。
実はこれ、季節とディスプレイ故障の原因とが密接に関係しているのですが、今回はその原因と対策や解決方法について解説していきます。
※なお、当該シリーズ以外のビジネスホンのディスプレイ故障でお困りの方は「トラブル解決!ビジネスホンの「ディスプレイ」が表示されない時の原因と対策」をお読みください。
目次
どのような故障が発生するの?
さて、今回問題となるのは、AspireXシリーズの電話機の画面に、文字が映らなくなる、文字が薄くなるといったディスプレイ故障の症状です。
ディスプレイの故障自体は季節を問わずオールシーズン起こってもおかしくはないのですが、AspireXの電話機に関しては、5月~7月に突出してこの故障が発生しやすくなるのです。
これは一体どうしてなのでしょうか。
実は、日本ならではの意外な原因が潜んでいるのですが、勘は予想できたかもしれませんね。
特定の時期に電話機の故障が多い理由とは?
日本の5月~7月といえば、多湿になりやすい初夏のシーズン。
実は、AspireXシリーズは「湿気」や「水気」の影響を他よりも受けやすい電話機なのです。
販売元であるNECによると、おおむね5年以上使用している経年劣化の進行した電話機に、湿気や水分が加わることで、ディスプレイと電話機をつなぐケーブルが接触不安定になるとのこと。メーカーでも把握している原因だったわけですね。
梅雨の時期も含む5月~7月にかけては、オフィス内もどうしてもジメジメしがちです。
その影響を電話機がダイレクトに受けてしまうため、故障が発生しやすくなるというわけなのです。これは困りますよね。
修理は可能?
修理は可能かもしれませんが、ビジネスホンの修理には専門の工具と技術が必要になります。また、不慣れな修理でさらなる不具合が発生するケースもあり、ご自身での修理はオススメできません。
また、AspireXシリーズは2020年をもってメーカーサポートを終了しているため、メーカー修理も難しいでしょう。
故障してしまったら、中古品などを利用して買い替える必要があります。
AspireXシリーズの中古電話機は、当ブログの運営元である「テルワールド」でも取り扱いがございます。
・12ボタン標準電話機
・24ボタン標準電話機
DTL-24D-1D(WH) DTL-24D-1D(BK)
・32ボタン標準電話機
DTL-32D-1D(WH) DTL-32DLK-1D(WH)
・24ボタンアナログ停電電話機
DTL-24PA-1D(WH) DTL-24PD-1D(WH)
・24ボタンカールコードレス電話機
DTL-24BT-1D(WH) DTL-24BT-1D(BK)
上記の機種は
ディスプレイを「新品」に交換している「ディスプレイ新品プラン」の取り扱いもございます。
ディスプレイ新品プランの場合、ディスプレイの故障率が大きく改善します。
通常の中古品は【11%】
ディスプレイ新品はわずか【0.4%】
(※数値は当店での故障発生率の平均値)
故障したビジネスホンと同一型番の製品を購入すれば、工事を依頼しなくても簡単に交換が可能です。
とはいえ、今回の故障はシリーズ全体を通して「経年劣化の進行した電話機に水分が加わること」で発生するものですから、買い替えて対処してもやはり応急措置程度ということになります。
そうなると、せっかく買い替えても「またいつか壊れるかも」と心配ですよね。
今後のためにできる対策は?
壊れてしまった電話機はAspireXの中古品を購入するとして、これ以上は故障しないように、電話機を使用しているオフィス内の環境を見直してみてはどうでしょうか?
要するに、オフィス内の湿度が高いから電話機に影響が出てしまうので、空調を活用して除湿する、こまめに換気するといった方法で湿度を下げれば、電話機への影響を軽減できるというわけです。
今現在正常に使えているビジネスホンに関しては、うまくいけば故障させずに長く使い続けられるかもしれません。
根本的な解決は「システム全体の入れ替え」がオススメ
では、オフィス環境を適切に保てれば、故障は発生しないのかというと、残念ながらそうではないのです。
実際のところ、これらの対応を行ったとしても直らない、もしくは一旦は直っても時間が経つと元に戻ってしまうことがほとんどです。
故障したらその都度電話機を買い替えるのも一つの手段ではありますが、ビジネスホンを専門とする当ブログでは、ビジネスホンシステム全体の入れ替えを行う、根本的な解決を最もオススメします。
実は、湿気や水分が故障を引き起こすとされているのは、今回ご紹介したAspireXシリーズのみ。
同じNEC製の電話機でも、後継シリーズのAspireUXやAspireWXに入れ替えることで、今回の問題を根本的に解決できるほか、設備の陳腐化を防ぐことにもつながります。
しっかりと根本から解決して、心配のないオフィス環境でお仕事に励みたいものですね。
AspireX電話機の故障は長期的に考えて適切な対応を
AspireXシリーズの電話機のディスプレイ故障について解説しました。
原因が湿気や水気とは意外でしたね。
日本の夏は湿気が多くジメジメしがちなので、影響を受けてしまうのも納得です。
今回の故障に対しては、専門的な技術と道具が必要になることから、ご自身での修理はオススメできません。そのため、対処するには電話機の買い替えが必要です。
とはいえ、今後も同じような環境で使い続けるのなら、AspireXシリーズの電話機を購入しても、また故障してしまう可能性が考えられます。
長期的に考えると、「いつか壊れるかも」という心配のない後継機にシステム全体を入れ替えたほうが安心ですし、コスト面でもお得かもしれません。
中古美品ビジネスホン販売専門店『テルワールド』では、NECのビジネスホンシステムの入れ替えや、電話機の買い替えに関するご相談を受け付けています。
何かお困りの際は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
それでは皆さん、快適なビジネスホンライフをお過ごしください
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