NTTビジネスホンに「電池無し」の表示が出たら要注意!?原因と対処方法を解説
先日、当ブログを運営するNTT中古電話機販売店「エヌエックス屋」のもとに、こんなお問い合わせが届きました。
「NTTのビジネスホンを使用してるのですが、突然ディスプレイに『バックアップ電池無し』という表示が出てきました。これはなんですか?」
毎日使用しているビジネスホンの画面に、突然このような表示が出てきたら、「なんだろうな?」と疑問に思いますよね。
実はその表示、故障の予兆を訴えるビジネスホンからの重要なサインかもしれません。
今回は、NTTビジネスホンで「電池無し」のメッセージが表示される原因と対処方法について解説します。
この記事を読み終えたころには、ビジネスホンにおける「電池」の正体を理解し、メッセージを消去する方法もばっちり理解できるでしょう。ぜひ最後までお読みください!
目次
NTTビジネスホンに「電池無し」エラーが表示される原因とは?
結論から言いますと、NTTのビジネスホンで「電池なし」のエラーが表示される原因は、電池の消耗です。
「バックアップ電池」と聞いて、既に想像がついていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですので、「電池無し」と表示されたからといって、主装置やビジネスホンが故障したというわけではありませんので、まずはご安心ください。
しかし、故障でないとなると、「このエラーって急いで対処しないといけないものなの?」と疑問に思われるかもしれません。
この辺りは業者によってまちまちではあるのですが、ビジネスホンを専門に扱う当ブログとしては早めの対策を推奨しています。
その理由としては、「電池」が担っている役割を考慮すると、対処を先延ばしにするリスクが大きいためです。
そちらを説明するにあたって、まずはビジネスホンシステムの中で「電池」が担っている役割について解説していきたいと思います。
NTTビジネスホンシステムにおける「電池」とは?
NTTビジネスホンの「電池無し」エラーには、冒頭で取り上げた「バックアップ電池無し」に加えて「リチウム電池無し」というエラーがあります。
NTTのビジネスホンを利用しているのであれば、いつか「リチウム電池無し」エラーに遭遇する可能性もありますので、せっかくですから併せて解説していきますね。
まず、バックアップ電池とリチウム電池という2種類の電池があるわけですが、これはどちらも主装置の中に実装されている電池です。
電話機ではなく、根本の主装置の問題というわけですね。
では「バックアップ電池」と「リチウム電池」、それぞれどのような役割を担っているのかについて見ていきます。
バックアップ電池
バックアップ電池とは、停電時にビジネスホンの機能を使えるようにするための電池です。
停電時の予備バッテリーのようなものだと捉えてよいでしょう。
4つで1セットとなっています。
主装置にはこんな風に取りつけられています。
ビジネスホンシステムは、主装置を電源に繋いで、電気を使って動いています。
ですから、停電になったら当然システムは停止し、電話は使えなくなります(ただし停電用電話機などを使用されている場合はこの限りではありません)。
その時にこのバックアップ電池が活躍するというわけですね。
リチウム電池
リチウム電池は、主装置内のあらゆるデータを保存しておくための電池です。
形状としては、小さなボタン型の電池になります。
主装置にはこのように取りつけられています。
この小さな電池の中に、電話帳のデータやビジネスホンのあらゆる設定データが記録されています。
名称的に少しややこしいので整理しますと、
停電時に電話機を使えるようにする役割を担っているのが「バックアップ電池」
データのバックアップを保存する役割なのが「リチウム電池」
というわけなのです。
目につきにくい場所で、ビジネスホンシステムを支えてくれている二つの電池。
では、もしもこの電池が完全に消耗しきってしまったら、いったい何が起こるのでしょうか。
次章にて解説していきます。
「電池無し」エラーがNTTビジネスホンにもたらす影響とは?
結論から言いますと、電池無しエラーを放置することによって、ビジネスホンシステム全体に悪影響を及ぼすリスクがあります。
「バックアップ電池」は、先述のとおり停電時に電話機を使えるようにするもの。
「電池無し」の表示が出ても、停電時に使えなくなるだけなので、放置していても構わないとする工事人も多いようです。
しかし、消耗したバックアップ電池を放置し続けることで、電池内部の電解液が漏れ出し、発煙等の不測の事態を招く場合があります。
使用上の安全性を考えると、早めに対処した方がよさそうですね。
「リチウム電池無し」の表示が出ている際には、より注意しなければなりません。
なぜなら、この表示が出ている段階で主装置の電源を切ると、主装置内に保存されているすべてのデータが削除されてしまうからです。
もしそうなると、電話帳やワンタッチダイヤルの設定を、すべて登録し直すことになります。
リチウム電池に関しては、大切なデータを守るためにも、表示が出たらいち早く対処するべきでしょう。
ここまで、ビジネスホンシステムにおける「電池」の役割と、消耗しきった時に起こりうるリスクについて解説してきました。
どちらの電池も、消耗しきった時のリスクは大きいということがわかりましたね。
では、これらの表示を消し、問題を解決するにはどうすればよいのでしょうか?
NTTビジネスホン主装置の「電池無しエラー」の対処方法とは?
冒頭でお伝えしたように、「電池無しエラー」が表示される原因は「電池の消耗」でしたね。
カンのいい人はもうおわかりかもしれませんが、このエラーの対処方法としては電池を交換することとなります。
バックアップ電池やリチウム電池は、一般的な乾電池と同様に消耗品ですので、定期的な交換が必要な製品です。
さて、「電池を交換する」という単純な解決策に至りましたが、とはいえ「主装置の中の電池なんてどうやって交換すればいいんだ!?」となりますよね。
電池の交換は、主装置の中身をさわることになるのですが、不慣れなままに行うと機器の故障につながりかねません。
また、電源付近をさわることで、回路がショートして火花が散る危険性もあり、当ブログとしてはご自身で取り組むことはオススメしません。
では、どうすればよいのでしょうか?
主装置の電池交換は安心できるプロに依頼するのがオススメ
ビジネスホンの電池交換は、ビジネスホンのプロに依頼するのが安全性が高く、オススメです。
数あるビジネスホン工事専門店の中でも、「電話工事ジャパン」は日本全国の工事店と連携しており、最短3時間で迅速に見積をお出しいたします!
なるべく早く対処したい電池無しエラーにもぴったりですね。
さらに、優れた工事品質を保証する「ジャパン品質五箇条」を掲げるなど、WEBからの申し込みでも安心して依頼できるよう取り組んでいます。
電池無しエラーでお困りの際には、「電話工事ジャパン」へお気軽にお問い合わせください!
NTTビジネスホンの「電池無し」エラーは電池交換で迅速に解消しましょう
今回の内容を簡単にまとめます。
- 「電池無し」と表示される現象は、主装置内の電池の消耗が原因
- 「電池」には「バックアップ電池」と「リチウム電池」の2種類がある
- 電池無しエラーを放置してしまうと、ビジネスホンシステム全体に悪影響を及ぼす可能性があるため早めの交換を推奨
- 電池交換はリスク回避のためにもプロに依頼しよう
NTTのビジネスホンに表示される「電池無し」のエラーは、よくわからないからと放置してしまうと、機器の故障やデータの破損など思わぬ悪影響をもたらすかもしれません。
こちらのエラーが出現した際には、迅速に「電話工事ジャパン」などのビジネスホン工事専門店に連絡して対処しましょう。
また、NTT以外のメーカーでも「電池無し」エラーが表示されることがあります。
非NTT製品の電池交換を行いたい場合、今回ご紹介した方法とは異なる部分もありますので、下記お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは皆さん、良いビジネスホンライフをお過ごしください。
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