Bフレッツ「マイグレーション回線」の思わぬ落とし穴!ビジネスホンを入れ替え導入する時に確認しておくべきこととは?

       

       
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※「Bフレッツ」はサービスの提供を終了しています。

先日、「今使っているビジネスホンを新しいビジネスホンに交換したい。」という工事の依頼を受けました。

作業内容としては機器の交換だけなので、難しい工事ではないはずでした。

しかし工事当日、設置を完了させたのに使用できなかったのです。

原因を調べてみたところ、驚くべき落とし穴がありました。
ひかり電話回線には、いくつかの種類があり、古いタイプの種類だと新しいビジネスホン(現行機)は使用できないというものでした。

原因追求に1時間かかってしまい、工事完了が遅れてしまいました。
事前に調べておけば、大きな混乱もなかったかもしれません。

そこで今回は、新しいビジネスホンを導入する前に確認しておきたい、ひかり電話回線の種類「マイグレーション回線のタイプ」について説明していきます。

ひかり電話回線の種類とマイグレーション回線のタイプとは?

2017年現在、ひかり電話回線は「NTT東日本」と「NTT西日本」で提供されている【光ネクスト】が主流となっていますが、「マイグレーション回線」と呼ばれる旧タイプのひかり電話回線も存在しています。

マイグレーション回線とは、東日本では「Bフレッツ」、西日本では「フレッツ光プレミアム」というサービス名で販売されていた旧タイプのひかり電話回線です。

さらに、東日本の「Bフレッツ」は【タイプ1】と【タイプ2】の2種類のひかり回線があります。

そして、今回、工事が手間取る原因となった「落とし穴」が、「Bフレッツ」の【タイプ1】です。

では、どういった落とし穴なのか?

マイグレーション回線、Bフレッツ【タイプ1】と【タイプ2】の違いについて説明していきます。

マイグレーション回線、Bフレッツ【タイプ1】と【タイプ2】の違いとは?

Bフレッツの【タイプ1】と【タイプ2】は一体何が違うのでしょう。

その違いは、接続できるビジネスホンの種類にありました。
Bフレッツ【タイプ1】の場合、現行機種を使用することができません。

簡単にまとめると、下記のようになります。

Bフレッツ【タイプ1】・・・ひかり電話対応の新しいビジネスホン(現行機)に対応できない場合がある

Bフレッツ【タイプ2】・・・光ネクストが使えるようにカスタマイズされているため、新しいビジネスホン(現行機)にも対応している

また、西日本で提供されていた「光プレミアム」も【タイプ1】と同等なので、注意が必要です。

契約中の回線によっても接続できないビジネスホンがあるので気を付けましょう。

Bフレッツ【タイプ1】では使用できない新しいビジネスホン(現行機)とは?

詳しく調べてみると、Bフレッツ【タイプ1】で接続した場合には「高音質電話」や「テレビ電話」などの一部機能に制約があるということがわかりました。しかし、一般的な発着信は出来たという事例報告もありますが、接続保証はしていません。

何があっても自己責任ということですね。

そこで使用できないビジネスホン(現行機)にはどんなものがあるのか、まとめてみました。

基本的には、このビジネスホンよりも後に発売されているビジネスホンへ交換する場合は、事前に電話回線のタイプの確認・変更することをお勧めします。(2017年10月時点)

あなたの契約内容はBフレッツ【タイプ1】と【タイプ2】のどっち?その確認方法は?

Bフレッツを利用している方は、【タイプ1】【タイプ2】どちらの契約になっているのか気になりますよね。

自分でできるのは、契約中の内容が「光ネクスト」か「Bフレッツ」なのかを確認することだけです。まずは「Bフレッツ」かどうかを確認しましょう。

確認方法は「お客さまID」にあります。

開通のご案内通知に記載がある、「お客さまID」を見てみましょう。

Bフレッツに加入中の場合、お客様IDの頭文字3桁は「COP」

開通時にNTTから郵送される「開通のご案内通知」のお客様IDを確認してみましょう。

「COP」から始まるIDの場合は、現在Bフレッツに加入中のIDなので、タイプの確認が必要となります。

◆加入中の契約内容の調べ方

頭文字3桁の英数字が・・・

【COP】の場合・・・Bフレッツに加入中です。タイプの確認をしましょう。

【CAF】の場合・・・光ネクストに加入中です。

※仮に変更を完了していた場合にもIDは変更されることはありませんのでご注意ください。

Bフレッツの【タイプ】はNTTに電話して確認しましょう

Bフレッツの【タイプ】を確認するには、NTTへ連絡する必要があります。

【タイプ1】の場合は、光ネクストに対応した【タイプ2】への切り替え依頼をしましょう。

【利用中の回線についての問い合わせ】

   NTT窓口:0120-116-116

   受付時間:午前9時~午後5時  土日祝も営業(年末年始12/29~1/3を除く)

光プレミアムに加入中の場合

光プレミアムの場合もBフレッツ【タイプ1】と同様に新しいビジネスホン(現行機)の使用ができない場合があります。そのため【光ネクスト】へ切り替え依頼をしましょう。

※光プレミアムは2019年1月31日をもってサービス終了と発表が出ていますので、早めの切り替えをお勧めします。

まとめ

ご自身が加入中の契約内容が【Bフレッツ タイプ1】もしくは【光プレミアム】の場合は、NTTに連絡して切り替え依頼する必要があるでしょう。
また、ビジネスホンの入れ替えや新規導入する場合は、現在の契約内容を把握しておくと、トラブルなく工事を終えることができます。

「開通のご案内通知」を紛失してしまっている場合には、NTT窓口に電話すれば再発行をしてもらえます。

今後【Bフレッツ】【光プレミアム】共に、サービス終了の発表も出ているため、早めに【光ネクスト】に切り替えをお勧めします。

ビジネスホンのビがおすすめする電話工事見積サイト
「電話工事ジャパン」



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