家庭用電話機からビジネスホンに切り替えるタイミングっていつ!?
先日、起業して数年経った会社さんで
「今、会社で家庭用電話機を使っているけど、社員が増えると不便だよね」というお話を聞きました。
家庭用電話機は本来の用途としては家庭で使うもの。
会社が成長し、人数が増えたり、電話回線が増えてくると、どうしても使いづらくなってきます。
そういう時は【 ビジネスホン 】がお勧めです!
ビジネスホンは会社で使うことを考えて設計した電話機です。
様々な機能が搭載されていますので、家庭用電話機よりもとても便利に使うことができます。
ただ、
「どういう点が家庭用電話機と違うの?」
「会社としてどのタイミングでビジネスホンに変えるべきなの?」
というのは、なかなかわかりづらいので、今回テーマに取り上げてみたいと思います。
目次
家庭用電話機とビジネスホンの歴史
昔の電話機といえば「黒電話」がありました。
昔はオフィスでも1人につき、1台黒電話をもつというスタイルが一般的でした。
全員の机に、1台ずつ黒電話が置いてある風景、想像するだけでもおもしろいですね。
黒電話の時代では、電話は外線(会社の外とつながる)のみで、内線(会社内の人とつながる)は出来ませんでした。
その後、1960年代に、内線の受けかけもできる電話機が登場し、さらに、1980年代には「デジタル方式」の電話回線が誕生し、現在の【 ビジネスホン 】の原型となりました。
ビジネスホンはその便利さから、1990年代には日本全国へ普及し、2000年代には、インターネットの普及と共にIP化が進み、いまでも進化し続けています。
家庭用電話機とビジネスホンの違い
家庭用電話機とビジネスホンの大きな違いは、2つあります。
家庭用電話機とビジネスホンの違い ― その① 利用できる電話機の台数
家庭用電話機は、利用できる電話機の台数が少ない(約3~5台程度)
ビジネスホンは、利用できる電話機の台数が多い(1000台以上も!)
家庭用電話機とビジネスホンの違い ― その② 利用できる電話回線の数
家庭用電話機は、利用できる電話回線の数は同時1通話(1人しか話せません)
ビジネスホンは、利用できる電話回線の数が多い(同時に何人も話せます)
もちろん上記の2つ以外にも差はあります。
ただ、特にこの2つは「家庭用電話機 → ビジネスホンへ変えるタイミング」とも深く関わってきます。
これから【 ビジネスホンへと変える2つのタイミング 】を見てゆきましょう。
【1つ目のタイミング】
会社にいる人数が5人を超えるとビジネスホン!
これは家庭用電話機の限界と関わります。詳しく説明してゆきましょう。
社員が増えると電話機も増える
会社が成長すると社員が増えます。1人に1つ机が与えられるような会社では、同時に、PCと電話機もセットで用意することが多くあります。そうなると電話機も社員の数だけ増えてゆきます。
起業した際は
「会社には1人しかいないので、電話機は1台でいいや」
「1人入社したので、コードレス電話機の子機を増やそう」
となりますが、会社にいる人数が5人を超えると問題が出てきます。
家庭用電話機は利用できる電話機の台数が少ない
家庭用電話機では【 親機 】として、置型電話機が1台。
【 子機 】として、コードレス電話機を利用します。
コードレス電話機は複数台登録できることが多いです。ただ、その台数には限界があります。
コードレス電話機は、電波を利用します。
その電波は基本的に4パターンでしか利用できません。
よって、コードレス電話機は【 4台 】が限度になります。
親機が置型でも受話器がコードレス電話機のパターンもありますよね。
その場合は、追加登録できるコードレス電話機は【 3台 】になります。
つまり、親機と合わせると最大で【 5台 】というのが、家庭用電話機の限界ということになります。(メーカーや機器により差異があります)
もちろん、2人で1台共有するなどでも解消できますが、1人1台なら「5人が限界」となります。
社員が6人になった時が困ります。どうしましょう???
そんな時はビジネスホン!
ビジネスホンなら、何台でも利用することが可能。
台数制限を気にする必要はありません(機種毎で最大数は異なります)
【2つ目のタイミング】
同時に2人話したいときはビジネスホン!
これも家庭用電話機の限界と関わります。詳しく説明してゆきましょう。
社員が増えると、同時に話したいときも増えてくる
起業時は、1日にかかってくる電話は1本あるかないか。
ただ、会社が成長すると、社員も増え、取引先との連絡も増えてきます。
「他の人が電話使っていて、かけたいときにかけられません」
「お客さんから【 電話中が多い 】って言われました」
こういう声が増えてきたときには電話回線を同時2通話にした方が良いタイミングです。
ただ、家庭用電話機には大きな問題があるのです。
家庭用電話機には電話回線は同時1通話しか使えない
家庭用電話機は電話回線の差込口は【 1口 】しかありません。
つまり、同時に1人しか話せません。
家庭用電話機で同時2通話、話す場合はどうすればいい?
家庭用電話機で同時2通話、話したい。そんな場合は、電話機を2台にしましょう。
そうすると電話回線の差込口が2つに増えるので、同時に2人が話せます。
ただ、この方法では、別の問題が出てきます。
家庭用電話機を2台並べる問題点(場所が取られる)
左側の家庭用電話機を【A】、右側の家庭用電話機を【B】とします。
そして、この電話機を下記のレイアウトのように並べるとします。
そして、Aに着信があったとします(リンリーン)
- Aの席に人がいた場合 → Aの人が取ります
- Bの席に人がいた場合 → Aの席まで移動してBの人が取ります
1回だけなら良いのですが、毎日、毎回、こういうことがあると、業務効率も下がりますよね。
そうなると下記のレイアウトとなります。
全ての机に2台の電話機を置くことで問題は解消されます。
ただ、、、1つの机に電話機2台、間違いが起きそうですね。
また、これが電話回線3本必要になったらどうなるでしょうか?
3台目の「 電話機C 」が登場することになります。
1つの机に3台の電話機、複雑になってきますね。
どうしましょう??
そんな時はビジネスホン
ビジネスホンなら、電話回線を何本でも利用することが可能。
回線数制限を気にする必要はありません(機種毎で最大数は異なります)。
また、ビジネスホンの大きな特長でもある【 外線ボタン 】が活躍します。
ビジネスホンには、通常の数字ボタン以外に 【 外線ボタン 】 というものがあります。
これは【 1ボタン1電話回線 】の役割になるため、電話機上で複数の電話機を並べることができるようなものです。
この機能を使えば、電話番号を細かく分けて10電話番号を持つ時、家庭用電話機だと10台必要になります。多いですね。。。でも、ビジネスホンなら、外線ボタンを10個使えばよいだけなので、コンパクトです。
電話機の台数を6台以上、または、電話回線の本数を3本以上にしたいときは【 ビジネスホン 】
ビジネスホンの「ビ」でお勧めなのは、NTTのαNXです。
以下の特長があります
- ひかり電話家庭用もオフィス用も対応可能!NTTがひかり電話ユーザー向けに作った電話機!(いずれのひかり電話も【 直収 】が可能です)
- 電話機8台・電話回線4回線までの仕様
「電話機8台・電話回線4回線を超える場合は、主装置のみを変更すればよい」ため、今後の規模拡大にも対応することができます。
まとめ
家庭用電話機からビジネスホンに変えるタイミングは2つ。
- 会社にいる人数が5人を超えるとビジネスホン!
- 同時に2人話したいときはビジネスホン!
他、「こんな場合も家庭用電話機よりもビジネスホンが便利」という記事はまた別の機会に!
それではみなさま、快適なビジネスホンライフをお過ごしください!
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