摩訶不思議?!NTTビジネスホンの7つの特徴

       

       
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「家庭用電話機といったらNTT」という方はさすがに少なくなりましたが、ビジネスホンではNTTが売上NO1!
ビジネスホンユーザーの多くは「NTT製ビジネスホン」を愛用しているようです。

今回は、「NTT製ビジネスホンってちょっと他のメーカーと比べて変わってるよね」という7つのポイントをビジネスホンの「ビ」編集部独自の切り口にてご紹介します。

<関連>10分でできる!NTTのビジネスホンを自分で交換する方法

その1―「NTT」はとにかくビジネスホンの種類(シリーズ)が多い

NTTビジネスホンは、約30年前の1988年頃からスタートしました。

それから2016年に発表された最新機種「αA1シリーズ」まで、
約20種類という、ビジネスホン業界ではずば抜けて多くの種類シリーズを作ってきたNTT。

他のメーカーでは10種類に満たない中、このシリーズ数は非常に多いですね。
その時代時代で顧客のニーズに合わせて作られてきたNTTの歴史とも言えます。

NTTビジネスホンで特に有名なのが、約20年前に登場したマルチビジネスシステム「αRX」シリーズ。大ヒットしたこの機種は、今でも全国、数多くのオフィスで利用されています。

また、その後も「αGXシリーズ」から最新の「αA1シリーズ」まで人気機種を数多く生み出してきました。

その2―「NTT」は東西に分かれていて、なんとビジネスホンも東西に分かれている!

1997年の「日本電信電話株式会社法の一部を改正する法律」が成立し、
日本電信電話の再編成が決定した際に、NTT東日本とNTT西日本は東西に分割しました。

そのため、なんとビジネスホンも東西に分かれているのです。
こんなビジネスホンメーカーは他にはありません!

ちなみに、東と西の境目は、
「富山県」「岐阜県」「静岡県」が西日本地域、
「新潟県」「長野県」「山梨県」は東日本地域となっています(NTT公式サイト参照

静岡県の富士山と新潟県の糸魚川を境目に分かれていると覚えるといいでしょう。

ビジネスホン本体の構造は東西で違いはありませんので、
どちらの地域でもどちらのメーカー電話機でも利用でき、混在利用も可能です。

その3―「NTT」はTEN番号という仕組みでビジネスホンシステムを制御している

NTT製のビジネスホンとは切っても切れない関係が「TEN番号」です。

ビジネスホンシステムには「主装置」という頭脳部分があります。
主装置を「頭脳」とすると、電話機は「手足」の役割を担います。

そして、電話機に手動で「整理番号」を割り当てることで、主装置は電話機をうまく制御することができるのです。

この「整理番号」のことを「TEN番号」といい、
電話機に「TEN番号」を割り当てることを「TEN設定」といいます。

NTT以外のメーカーでは、このTEN番号は自動割り当てがされますが、
NTTのみTEN設定が必要になります。

参考:NTTビジネスホンの裏面にある「TEN番号」って何?自分で出来る設定方法もご紹介!

10分でできる!NTTのビジネスホンを自分で交換する方法

その4―「NTT」はバス配線という配線方式を採用している

NTT以外のメーカーではスター配線が主流だったのですが、NTTのαRXシリーズまではバス配線が主流でした。αRXⅡからはバス配線とスター配線をようやく併用するようになり、最新のαA1ではようやくバス配線は廃止されました。

「バス配線」と「スター配線」の違いを簡単に説明すると、

「スター配線」は、1台ずつ配線される方式で、
「バス配線」は、一筆書きのような配線方式ということです。

バス配線だと、主装置から電話機の配線で断線した場合、断線箇所によっては、
配置した全ての電話機の使用ができなくなる場合がありますので、注意が必要です。

今バス配線を利用している方は、今後「スター配線」もしくは、
現在主流になりつつある「LAN配線」に移行していくことになるのではないでしょうか。

その5―「NTT」は初実装で留守番電話機能がない

NTTでは基本的に初実装が無いシリーズが多く存在します。
「初実装」とは、購入時に備えられている機能のことをいいます。

NTTは必要な機能を必要に応じて実装させるのが特徴ともいえるため、初実装が無いシリーズが多いのです。

他のメーカーでは、2002年以降に発売されたシリーズは、留守番電話は、ほぼ初実装なのに対して、NTTでは最新の「αA1」シリーズまで初実装ではありませんでした。

また、NTTの留守番電話機能は主に2種類あり、

「録音が出来る電話機本体で留守電を使う」という方式と

「ユニットを実装して留守電を使う」という方式を併用しています。

録音が出来る電話機本体で留守電を使う場合は、
録音が出来る電話機でのみ、留守電機能が使用可能になります。

ユニットを実装して留守電を使う場合は、
設置しているビジネスホン全てで留守電機能が使用可能になります。

この2種類の方式をかたくなに守り続け、
2016年にαA1が出るまでのαNXⅡまでは、そのスタイルを変えませんでした。

その6―「NTT」はひかり電話に強い。ギガに強い。

他のメーカーよりもいち早くビジネスホンのひかり電話直収(直接収容)に成功しました。

さらに、他のメーカーよりも早くメガ化に成功し、ギガ化の際も一番早く対応したのはNTTでした。シリーズを多く出しているNTTビジネスホンは、多様化する機能も素早く対応。

光ファイバーを提供している会社「NTT」のビジネスホンなので、ひかり電話に強いのも納得ですね。

その7―「NTT」はビジネスホン機器を1つも作ってない

NTTはインフラ提供会社であって、製品を製造するメーカーではありません。

NTTビジネスホンの「主装置」「電話機」「ユニット」「周辺機器」などは、他の主要なビジネスホンメーカーであるNEC、SAXA、ナカヨ(NAKAYO)、岩通が作っているのです。

ただ、機器を製造していないNTTですが、その機能や性能に関して、サポートはビジネスホンにすごく詳しいと評判です。

さすが日本一の販売実績を誇るメーカー「NTT」のサポートですね。

まとめ

NTTビジネスホンは業界シェアも常にトップを走り続けてきました。
そんなNTTから2016年に発売された「αA1シリーズ」。

このαA1シリーズから、「バス配線」が廃止され、
配線方式のメインに「IP配線」、オプションに「スター配線」が採用されました。

配線方式や仕様は時代の流れからしても、今後ますますIP化が進んでいくと予想されますが、中古ビジネスホン専門店「テルワールド」では、
30年前のNTT製ビジネスホン「αRX」が、いまだに多くの方に求められ、購入されています。

時代の流れは少しずつ変わっていても、NTTブランドの信頼は変わらないということなのでしょう。

中古美品ビジネスホン専門店 「テルワールド」



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