PHS新規契約受付が2018年3月末に終了:ビジネスホン連動への影響と3つの対策方法とは?
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0ワイモバイル(Y!mobile)が2018年3月末をもって、PHSの新規契約の受付終了や、ほとんどのケースにおいて料金プラン変更が出来なくなるというニュースが発表されました。
PHSは「ビジネスホン」と連動して使われるケースが意外に多くあり、今回のワイモバイル(Y!mobile)ニュースはビジネスホン業界にとっても重大ニュースです。
今回はワイモバイル(Y!mobile)ニュースを受けて、ビジネスホンとPHSの連動方法で変化した点についてまとめました。
目次
あなたは大丈夫?こんな風にビジネスホンとPHSを連動している方は要注意!
PHSをビジネスホンに連動させている方法は大きく分けて2つのパターンがあります。
現在、このようにビジネスホンとPHSを連動させている方は注意が必要です。
【パターン1】オフィスではビジネスホンの子機として、外出先ではPHSとして「1台2役」
オフィスにいる時は、ビジネスホンの子機として、外ではPHSとして使用することが出来ます。
オフィス内では、かかってきた電話を受けたり、電話の保留や転送を行う子機として使用出来ます。
また電話をかける時は「070」から始まるPHS電話番号、もしくは、会社の固定電話番号で発信することが出来ます。
ビジネスホンとPHS連動している多くの場合が、この【 1台2役 】です。
また、PHS連動の特徴として「デュアルモード」という機能があります。
この機能は、PHS端末でオフィス内線とPHSの両方を受電可能な待ち受け画面にすることが出来るモードです。
通常、内線モードの待ち受け画面にしている場合「070」から始まるPHS電話番号にかかってきた電話を受けることが出来ません。
また、PHSモードの待ち受け画面にしている場合は、オフィス内にいても「内線」を受け取ることが出来ません。
しかし、「デュアルモード」はオフィス内にいる場合のみ、どちらからの受電も可能な画面に設定することが出来ます。
【パターン2】PHSをビジネスホンシステムに組み込んで、PHSから発信
もうひとつは、ビジネスホンに「PHSユニット」を実装している、もしくは「PHSモバイルアダプタ」をビジネスホンに取り付ける方法です。
それぞれ、PHSを電話回線に見立てていて、電話を発信する際に、「PHSボタン」を押すことで、PHS番号から発信出来るようになります。
これによって、PHS同士の通話無料や、電話かけホーダイの料金プランを使用してのコスト削減が出来ます。
そもそもワイモバイル(Y!mobile)のサービス終了って何?2018年3月末以降、何が変わるの?
さて、今回のワイモバイル(Y!mobile)の発表は、具体的にはどういう事なのでしょうか?
まとめると、3つのサービスが終了するという内容なのです。
①―PHS新規契約サービスが終了
PHSの新規申込が、2018年3月末をもって受付終了となります。
それによって、現在PHSを所持している方は新たにPHS端末を増設出来なくなります。困りますね。
②―PHS機種変更契約サービスが終了
現在PHSを所持している方は、2018年3月末をもって機種変更が出来なくなります。
これによって、PHS端末が古くなってきたから変更しよう!ということが出来なくなります。困りますね。
③―PHS一部料金プラン変更サービスが終了
現在PHSを所持している方は、2018年3月をもって一部料金プラン変更をすることが出来なくなります。
これによって、ビジネスホンと連動するPHSの使い方が変わったから料金プランの見直しをしよう!ということが出来なくなります。困りますね。
このように、今回のワイモバイル(Y!mobile)の発表は、PHS全体のサービス縮小に向けた内容なのです。
現在、所持しているPHSはそのまま使用することが出来ます。しかし、こんなケースは注意が必要です!
ワイモバイル(Y!mobile)の発表によると、PHSサービス自体の終了発表はされていません。
2017年6月時点でPHSのユーザー数315万件というデータもあります。
そのためPHSのサービス自体は、まだまだ続くものと推測されます。
しかし、こんなケースに当てはまる方は何かしらの対策が必要になるというケースを2つご紹介します。
【対策推奨ケース1】ビジネスホンと連動したPHSを社員に1台ずつ支給している
社員に対してPHS端末を支給している企業は対策が必要です。
新たな社員が入社したタイミングでPHSを増設している場合は、2018年3月以降、PHSを増設することが出来なくなります。
【対策推奨ケース2】ビジネスホンと連動したPHSを使用しているが、最近PHS端末の調子が悪い!
現在使っているPHS端末の調子が悪いという方も対策が必要です。
「 ビジネスホンと連動するPHS端末が壊れてしまった 」
「 ビジネスホンと連動するPHS端末の調子が悪い 」
という状況でPHS端末の機種変更をしようしても、2018年3月以降はPHSを機種変更することが出来なくなります。
では、どのような対策を取ればいいのでしょう?
ワイモバイル(Y!mobile)ニュースに対する対策案3つのメリットとデメリット
ここからは、対策が必要な方のための案を3つご紹介していきます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、ご自身に合った対策をお勧めします。
【2018年3月まで有効な対策】 PHS端末を駆け込みで余分に契約しておく
2018年3月までは新規契約が可能です。
少しもったいないかもしれませんが、新規契約が出来る内に、既に入社が決まっている社員などがいれば、前もって予定数のPHSを契約して手元に置いておくという案です。
【 メリット 】
新たな社員が入社しても、PHSを支給することが出来る
【 デメリット 】
PHSを使用していない期間も、契約したPHSの月額使用料が発生する
【2018年4月以降も有効な対策】 故障したら、修理に出す
2017年12月25日時点では、故障受付自体はサービス終了の発表はされていませんので、機種変更が出来なくなる2018年4月以降で、PHS端末が故障した場合は修理に出すという対策が有効です。
【 メリット 】
故障しても端末を直すことで使用し続けることが出来る
【 デメリット 】
故障修理のサービスがいつ終了するか分からないので不安がある
【いつでも有効な対策】 PHSから携帯電話(スマホ)にビジネスホン連動を変更する
PHSのサービス終了を待たずに、携帯電話(スマホ)にビジネスホン連動のシステムを乗り換えるという案です。
NTT、NEC、SAXA、日立、ナカヨなどのビジネスホンメーカー各社では、モバイル端末(スマホ)とビジネスホン連動を可能にする機能があります。
NTT → 【 iCrossway 】 対応機種:αNX、αNX2、αA1 など
NEC → 【 モバイルリンク 】 対応機種:AspireX、AspireUX など
SAXA → 【 MLiner 】 対応機種:PLATIA、PLATIA2など
日立・ナカヨ → 【 モバイルアシスト 】 対応機種:integral-E、integral-F など
【 メリット 】
PHSのサービスが終了しても、影響を受けずに安心して使うことが出来る
【 デメリット 】
今使用しているPHSを解約したり、スマホ連動システムを導入するなどのコストがかかる。
NEC【 モバイルリンク 】機能については以前、記事に取り上げました。
【関連記事】 ビジネスホンと携帯電話(スマホ)を連動させる機能、「モバイルリンク」のケータイ内線化で業務効率化!
まとめ
PHSは「国内通話定額」という料金体系を確立し、コスト削減が出来る方法として導入が促進されました。
しかし、現在では携帯電話(スマホ)でも電話かけホーダイの料金プランが確立され、PHSの利用価値は下がってしまいました。
今回のPHS新規契約サービス終了もそんな時代の流れなのかもしれません。
これによって、ビジネスホンは今後PHSとの連動が出来なくなり、スマホとの連動が主流となっていくことが予想されますね。
それではみなさま、よいビジネスホンライフをお過ごしください。
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