表示されない原因とは?―「ナンバー・ディスプレイ」の意外な3つの落とし穴とその対策

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近年では携帯電話・スマートフォンの普及に伴い、当たり前になっている「ナンバー・ディスプレイ」。電話がかかってきた時にディスプレイ画面に相手の電話番号が表示される便利な機能ですよね。電話に出る前に相手が誰なのかが分かるので、その後の対応がスムーズになり、留守などで電話に出られなかった場合でも着信履歴が残る今では欠かせない便利な機能の一つとなっています。ビジネスホンでも便利な「ナンバー・ディスプレイ」機能を利用できるのですが、稀に「ナンバー・ディスプレイが表示されない」というケースもあります。今回はナンバー・ディスプレイ機能の便利さと表示されない原因と対策を2つご紹介していきたいと思います。

「ナンバー・ディスプレイ」は有料の機能

基本的にナンバー・ディスプレイは申込みをしないと利用できない「有料機能」で、一般の固定電話やビジネスホンではナンバー・ディスプレイの表示は一切出ません。携帯電話では無料で当たり前に付加されていますし、ひかり電話オフィスエースや、ひかり電話エースを申込みの場合は、無料で使用できるサービスになっています。ここ最近ではこの2つの利用が多いので無料という感覚でいる方も多く勘違いされやすいのですが、一般の固定電話やビジネスホンで利用したい場合は、NTTにオプションで「ナンバー・ディスプレイ」を申込みする必要があります。申込みや利用についての注意事項をよく理解した上で申込みましょう。

参考:今さら聞けない「ひかり電話」を徹底解剖!―最新ひかりコラボ事情とは?

ナンバー・ディスプレイの歴史

ナンバー・ディスプレイはNTTが1997年1月から横浜、名古屋、福岡の3地域において「発信電話番号表示サービス」という名称で試験サービスを開始し、同年10月に名称を「ナンバー・ディスプレイ」に改めた上で、先述の3地域で本格サービスを開始し、その後1998年2月より日本全国でサービス提供を開始しました。

電話を取る前に、どこからの着信か知ることが可能となるため、いたずら電話やセールス電話などの迷惑な電話に対してメッセージを流したり、着信拒否などの対処をすることが可能となり、全国的に幅広く導入されました。電話を発信する場合、初期状態では相手に対して自分の電話番号を伝えてしまうため、何らかの事情で電話番号を伝えたくない場合には、電話番号の前に「184」(「イヤヨ」の語呂合わせから)を付加することによって、この通話については非通知設定にすることができます。(Wikipediaより引用)

 

「ナンバー・ディスプレイ」の落とし穴って!?

「ナンバー・ディスプレイ」に関するお問い合わせで、年に数回お客様からこんな質問をされることがあります。

 「ナンバー・ディスプレイを申し込んだのに表示されないのはなんで?」

実はビジネスホンの場合、NTTに「ナンバー・ディスプレイ」を申し込み、工事を行うだけでサービスを利用することができるわけではないのです。条件が合わなければ利用できないケースもあります。そこで、表示されない原因と対策をまとめましたので、申し込む前にチェックしましょう。

 

【ケース①】ナンバー・ディスプレイ機能設定をしていない

ナンバー・ディスプレイ機能設定が【ON】になっていないと表示されません。標準ではONになっているケースが多いですが、逆にOFFになっているケースもあるため注意が必要です。設定方法に関しては機器によって異なるため、データ設定は必ずプロのビジネスホン工事人による設定が必要となります。

 

【ケース②】ご利用中の電話回線が「アナログ回線」の場合

主装置と電話回線の状況によって「ナンバー・ディスプレイ」が利用できない場合が2つあります。1つ目は「アナログ回線」を利用していること。もう1つは「ひかり電話からアナログ回線に変換して利用している」場合です。このケースでは主装置にオプションユニット「ナンバー・ディスプレイユニット」を追加で実装することで「ナンバー・ディスプレイ」が利用できるようになります。ビジネスホンの機種によっては標準で組み込まれている場合もあります。その場合、オプションは不要となります。

 

オプションユニットが必要なシリーズとは

アナログ回線、もしくはひかり電話からアナログ回線に変換して使用する場合では、ナンバー・ディスプレイ以外に主装置側のオプションユニットが必要な場合があると前項で説明しましたね。ここでは具体的にメーカー毎にナンバー・ディスプレイユニットが必要なシリーズをまとめました。

ちなみにSAXA・NECの場合、標準装備のため、追加で実装する必要がありません。

 

電話回線について

ビジネスホンの電話回線としては「ひかり電話」「デジタル(INS/ISDN)」「アナログ」があります。しかし通信機器も絡むと、ひかり電話の中で細分化され、「ひかり電話直収」「デジタル(INS/ISDN)収容」「アナログ収容」と分類としては5種類に分かれます。このひかり電話の収容方法は、ひかり電話を直接収容する「ひかり電話直収」と、ひかりアダプターという通信機器を設置することで、ひかり電話をデジタル(INS)回線やアナログ回線に変換して収容する「デジタル(INS/ISDN)収容」「アナログ収容」となります。

これによって、ひかり電話が主装置で直接収容できない古い機種でも、「デジタル(INS/ISDN)収容」もしくは「アナログ収容」に変換することでひかり電話を利用することができるようになるのです。

 

【例外ケース】NTTで、アナログ回線を利用する場合は利用状況によって変わります

現在ご利用中のビジネスホンがNTTの【αNXシリーズ】【αGXシリーズ】である場合、ナンバー・ディスプレイが標準で利用できるケースと利用できないケースがあります。利用中の主装置によって標準搭載でナンバー・ディスプレイが利用できるのは着信数が変わります。別途追加ユニットが必要となるケースは下記の通りまとめましたので、参考にしてください。

 

ここに記載した「GXM主装置」以外は、1~4着信目までは標準仕様でナンバー・ディスプレイが表示されます。
(5着信目以降はナンバー・ディスプレイユニットが必要なので、見積りの際は確認しておくといいでしょう。)

補足:ナンバー・ディスプレイ自体は必須のオプションではないため、同時4着信だけナンバー・ディスプレイを表示させるというケースも可能です。ご利用方法によって、追加しないという選択肢もあります。

 

電話機の種類によってもナンバー・ディスプレイが利用できないものがある

一部の単独電話機や防水電話機など、「ディスプレイ自体が無い電話機」は基本的にナンバー・ディスプレイをご利用することができませんので、注意してください。

◆単独電話の例

◆防水電話機の例

 

ナンバー・ディスプレイの利用料金は一律ではない!?

ナンバー・ディスプレイの利用料金は電話回線の種類によって違うということはあまり知られていません。ひかり電話、アナログ、デジタル(INS/ISDN)で料金体系がまったく違います。こちらも注意してください。

ひかり電話の場合は、ひかりファイバー1本に対しナンバー・ディスプレイを申し込むかどうかなので、チャネル数は関係ありません。例え100chでも1chでもナンバー・ディスプレイ料金を払えば利用可能になります。しかし、デジタル(INS/ISDN)、アナログの場合は1本ごとに申込が必要となります。仮に利用数が5本だった場合、ISDN(INS)は1本「月額1,800円(税抜)」なので「1,800円×5本=9,000円(税抜)」となります。そのため、ナンバー・ディスプレイにこれだけ月額で料金がかかってしまうのであれば、ひかり電話にした方がお得な場合があります。

 

まとめ

ナンバー・ディスプレイは着信時に相手の電話番号を確認してから取れるので、電話応対する前に心理的な余裕が生まれます。また、迷惑電話対策や非通知拒否などの設定はナンバー・ディスプレイ機能を申し込まなければ利用できない機能なので、業務効率を向上させる上で、なくてはならないサービスとなっている業種も多いですよね。「ナンバー・ディスプレイ」を導入する際は、NTTに加入申し込みを行った上で工事が必須となります。今回挙げたポイントを押さえて、「ナンバー・ディスプレイ」導入前に役立ててください。

 

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